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コンセプト理論 : コンセプトとは何ぞや?

コンセプトとは単語の元になる意味の性質や特徴を指す詞で、これらから様々な意味や用法が生れる。そして、その中に比喩的な表現が生れる種があると自分は思っている。関係のある表現や派生した表現などを含めて考えた際に共通して残り続けた意味がその語のコンセプトだといっていい。

コンセプトにあたるようなものをいくつか列挙しよう。

単語 コンセプト
走る 「出来るだけ速い速度で何かが移動する」
寝る 「体を横にして休む」
ある 「実体を持っている」
食う・飲む 「口の中に物を入れ取り込む」
去る 「どこか遠くへ行ってしまう」

コンセプトと語義の違い

コンセプトは語義に似た意味を持っているが、性質はかなり違っているように思える。語義で表されるのはその語の使用範囲と適応範囲でそこから派生した表現や関係のある表現は含まれない簡単に言えば「語そのものの意味」である。コンセプトも「語そのものの意味」という点では間違っていないがコンセプトではその意味が持つ性質や特徴などを中心としてみている。つまりは語が持つ意味の印象をコンセプトと呼んでいる。

コンセプトの有用性

語そのものにも印象があって上で挙げたコンセプトはその語の基本となる印象を示している。もちろん印象なので人によって違う。ただ万人にも共通した語の印象(コンセプト)というのがある。その印象から生まれるものもまた同じ印象を持っていて意味が似通う。これが「類義語」の正体ではないかと思う。逆に「対義語」は印象が反転しているものを指す。「上位語」、「下位語」はどちらもその印象をより抽象的にしたか具体的にしたかの差であると僕は思う。「関連語」や「派生語」はあるコンセプトがあるコンセプトの中に入り込んだだけという印象しか僕にはない。

より具体的に言ってみよう。例えば「愛する」と「守る」という単語には実は共通の印象(コンセプト)がある。それは「何らかとの良好な関係を持つ」という印象だ。この印象の事をコンセプトとしてみてみよう。すると守るそのものの印象「武力をもって侵攻を防ぐ」という印象には「何らかとの良好な関係」を「保つ」という印象が含まれているように見えてくる。さらに同じように愛するそのものの印象「いつまでも大切に傍に置いておく」という印象にはやはり「何らかとの良好な関係」を「大切にする」という印象が含まれている。この時二つの単語間に残る印象がその二つの間にあるコンセプトであるといえる。つまりこの二つの単語の間にあるコンセプトは「何らかの良好な関係を持つ」とした方が自然でより沢山の派生語や関連語を生み出す種として機能するのではないかと思う。

コンセプトを何処で使うのか。

コンセプトには語義を定義するための要素がそろっている。もし、使うならば実際に造語するときに使う事が出来るかもしれない。しかし、語義を定義する為だけでなくコンセプトを作る際にも用いる事が出来る。方法についてはこちらに書いているがどの様に用いるべきなのかは定義しない。コンセプトはあくまで一つの概念であり方法や定義・ルールとは違うものである。

コンセプトの種類

ここからはもっと深くに入ってみよう。コンセプトとは実際に単語が持つコンセプトとそれに類似した語との間にある共通のコンセプトの二つがある。上の表で示したものは前者のコンセプトであり後者のコンセプトは意味設計法の方で数多く示してる。ここでは前者のコンセプトについて分けていこうと思う。

実際に単語が持つコンセプトは分けると抽象的か具体的かの二つに分ける事が出来る。ただし、この二つは一直線の上の極の名前である。抽象的なコンセプトとは自由度の高いものであり一部を変えてもコンセプトそのものが大きく変わらず派生したコンセプトをたくさん作る事が出来るという性質を持つ。例えば「森」をコンセプトとしてみた場合は、「同じような物が立ち並んでいる」や「迷いやすい場所」などの様々な派生したコンセプトが生み出される。逆に、具体的なコンセプトは自由度が低く一部を変えると全く別のコンセプトになってしまうような可能性を持った性質をしている。上の表でも出した「出来るだけ速い速度で何かが移動する」というのは具体的なコンセプトの中に入るだろう。

ちなみにだが抽出法や分解法では抽象的に傾ける様な処理を行っている。初めに分解法で具体的なコンセプトを分解してその後に共通のコンセプトを取り出しているのだから当然だ。逆に合成法は具体的に傾ける処理をしている。抽象的なコンセプトをかき集めてすべてが成り立つように作るのでこれも当然である。それでは追加系の方法はどうかというと足すコンセプトによっては抽象性が大きく変わる場合がある。連想法などは気が付くと全く別のコンセプトになっている場合がある。

以上のことからコンセプトには抽象性と具体性をそれぞれの極とした数値的な特徴を持っており、意味設計法の処理によってはその極の偏りを調整する事が出来る場合があるのだ。

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